
新常磐交通 いすゞ / 富士重工 7E LVワンステップ いわき200か・105 いわき駅前にて。
元東武バスのLV+7Eワンステです。前面の黒かった部分やセーフティウィンドウは埋められていますがキレイに塗装されているので全然違和感がありません。それよりもスモールランプなどがLED化されているので、その方が革新的な感じが強かったです。
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一般車両と区別するためにフロント部分は黒色のFRPでかたどられたパーツをはめ、バンパーを従来の黒ではなく、ボディカラーと同じオレンジに変更。また、タイヤも車高が下がるよう扁平タイヤを採用するなど、当時の東武バスの試行錯誤の跡を見ることができます。
試作車故に東武バスを除籍後は廃車かと思われていましたが嬉しいことに全車が北は北海道から南は沖縄まで地方のバス会社に移籍することになりました。新常磐交通に移籍したのは足立営業所(現・東武バスセントラル)の2269号車(1993年式)で中扉に引戸を採用した最後の年式になります。初期のワンステップ車故に床面の高さが650mmと短期規制(KC-)以降の車両よりやや高めでスロープ板や車椅子固定スペースといったバリアフリーの基準を満たす設備はありませんが高齢化が進む地方の路線の低床化に貢献したことは特筆すべきことだと思います。
なおスモールランプのLED化などは担当車制を採用している地方のバス会社や営業所ではよく見かけます。岩手県交通でも路肩灯やナンバー灯を白色にしたり国際興業から移籍して来たエルガのテールランプが早速、LED化されていたりと同じ車両でも個性が出ています。大手バス会社ではこういったカスタマイズは原則禁止されていますが慢性的な運転士不足に悩む地方のバス会社では離職率を少しでも減らす為か?度を過ぎた改造以外は現場判断で黙認としているようです。
京急も東武も都営も低床バス黎明期にいろいろトライしてましたが、唯一の事例に近いのが県北バスなんですよね。トップドア車のワンステ化を進めてましたから!あれはあれでレアな事例だったのに、国の規格標準化に飲まれてしまったのは残念でした。着席定員がしっかりあって、低床化を果たしてるのにもったいないアイデアだったと思っています。
あ、この車、撮影したのがかなり前なんです(UPしたタイミングよりもさらに前)。その当時は今みたいに車幅灯、ライト類のLED化は進んでいなかったのでとても珍しかったのです。